【飲食店集客】SEOの成功事例から見る飲食店に必須のWEB集客

外出先でも気軽にネット接続ができるようになった現代だからこそ、飲食店にとってWEB集客は疎かにすることができません。

グルメサイトの登録やSNSの利用などでも集客に結びつけていくことは可能ですが、本格的にWEBを活用したいのであれば、SEO対策を施した自店サイトやブログの運用が必須と言えます。

今回は、SEOの成功事例を確認しながら、SEO対策を行う上でのポイントについて解説します。

飲食店の集客とは


飲食店の集客は、新しい顧客の獲得だけでなく、繰り返し来店してくれるリピーターの獲得も重要です。

そこでまずは、WEB集客を活用するときのポイントと、新規客とリピーターの獲得に繫がる集客ツールについて見ていきます。

客のセグメンテーションを理解する

セグメンテーションとは、細分化を意味します。

膨大な情報が簡単に手に入るようになったことで、消費者のニーズはどんどん多様化し、その結果、万人が好む商品やサービスを生み出すことは難しい と言えます。

そこで、消費者を「無関心層」「見込み層」「顧客層」に分類し、自店の見込み層に向けて効果的な集客を考える必要があるのです。

自店の商品やサービスに、全く興味がない無関心層にアプローチをしても意味がありません。

セグメンテーションによって、見込み客となってくれる消費者の特性を把握した上で集客を行えば、高い集客効果が期待できるでしょう。

飲食店の集客方法

見込み層の特性が分かったら、具体的な集客行動へと移ります。

数ある集客方法の中から、見込み層の特性にあった方法を選ぶことが重要です。

看板

看板は大きさや設置場所によって、費用や効果が大きく異なります。

駐車場がある郊外の飲食店では、遠くから見えるように背の高い野立て看板の設置をすると効果的です。

また、裏路地などメイン通りに面していない店舗であれば、店舗へ誘導するようにメインストリートに看板を設置するとよいでしょう。

なお、歩行者にアピールするなら、目線よりも低い位置の方が見つけてもらいやすくなります。

チラシ

チラシは街頭配布のほかポスティング、新聞の折り込みなど配布範囲に合わせて配布方法を選択することができます。

ただし、配布範囲を広げるほど、比例して費用がかかります。

クーポン・ポイントカード

リピーターを増やすためには、クーポンやポイントカードが有効です。

さらに、期限をつけることによって、来店頻度を上げることができます。

グルメサイトに登録する

多くの人が飲食店を探すときに、グルメサイトを活用しています。

グルメサイトに登録することで自店の認知度を上げることができるので、しっかりと活用しましょう。

SNSと連携する

高い拡散力があるSNSは、WEB集客には欠かせないサービスと言えます。

写真の投稿がメインのInstagramは、看板メニューや新メニューを消費者に発信するのに向いています。

また、Twitterは文字制限があるので伝える情報を絞り込む必要はありますが、即時性の高さを活かして、営業時間やイベントの告知に向いています。

ホームページ・ブログの運用

SNSは発信できる情報量に制限があり、SEOの観点から見ても、ホームページやブログの運用は必須と言えます。

SNSに比べて、知識と労力が必要となりますが、より自店の認知度を上げ、高い集客効果を期待することができるでしょう。

飲食店のオンライン集客の成功事例


WEBを活用したオンライン集客で成功している飲食店は、SEO対策はもちろん、これまで紹介した集客ツールを、目的に合わせて使い分けています。

ここで2つ成功事例を紹介しますので、自店の集客に活用できないか検証してください。

お茶のみのり園

お茶が好きな人で知らない人はいないというくらい人気なのが、お茶のみのり園です。

「お茶 お取り寄せ」で検索すると1位に表示される、お茶のオンラインショッピングで有名なお店です。

みのり園は、コンテストで賞を獲得したお茶やテレビで蒋介石されたお茶を販売するなど、商品を絞り込んでいます。

また、「お茶のみ女子大学」というお茶の勉強ができるコンテンツなどを盛り込んでいることもポイントです。

SNSは利用していないものの、むしろ消費者がSNSで積極的に発信していることや「女子大学」というネーミングから見ても、しっかりとターゲットを絞り込んでいることが伺えます。

丸亀製麺

丸亀製麺では主要なSNSを利用し、シーズン毎に提供される新メニューや、イベント情報を発信しています。

ホームページでは企業サイトとしての情報を、SNSではイベントを開催するなど、うまく棲み分けがされています。

特に消費者参加型のイベントは、自社商品の人気投票など、来店に繫がる内容となっています。

イベントはリピート客を作るという点でも効果的なので、多くの飲食店におすすめできる集客術と言えるでしょう。

WEB集客に欠かせないSEOのコツ


ホームページやブログは、営業担当として24時間働いてくれますが、あくまでも訪問してくれた人に対してのみの対応です。

自店の見込み客に見てもらえなければ、集客に結びつけることはできませんので、SEO対策を行う上でのコツを紹介していきます。

店舗の認知度を高めるコンテンツ作り

インターネット上で自店のホームページやブログを見つけてもらうためには、消費者ニーズにマッチしたコンテンツ作りが必要です。

消費者ニーズに沿っていれば、検索したときに上位表示される可能性が高くなりますが、さらに検索エンジンに価値のあるコンテンツと認めてらえるよう、次に紹介するポイントを意識してください。

良質なコンテンツによる情報提供を目指す

良質なコンテンツとは、消費者が知りたい情報や役に立つ情報を手に入れることができるコンテンツを意味します。

GoogleやYahoo!といった検索エンジンは、利用者にとって、最適な情報を提供することができるコンテンツを重要視しています。

そこで重要となるのが、内部対策と外部対策です。

内部対策と外部対策

内部対策は、制作したコンテンツを正しく評価してもらうために行います。
具体的にはタイトルの付け方、キーワードの盛り込み方、コンテンツ量などです。

一方の外部対策は、サイトそのものを高く評価してもらうために行うもので、例えばSNSの併用などが上げられます。

消費者ニーズにあうコンテンツ内容はもちろん、ルールに基づいてコンテンツを制作し、さらに検索エンジンにも正しく評価してもらうことで、結果として良質なコンテンツと認められ、検索上位に表示されることになるわけです。

ローカルSEOを強化

飲食店の情報を調べたとき、目的地から遠く離れた店舗情報が表示されても困るため、多くの消費者は検索ワードと一緒に地名も入力しているはずです。

そこで自店の商業エリアにある地名で検索したときに、少しでも上位に表示されるようにローカルSEO対策も行いましょう。

特にGoogleマップ上で検索されたときに、上位表示されるようにするMEO対策を行っている飲食店も増えています。

MEO対策は、Googleが無料で提供しているGoogleマイビジネスを利用することで行うことができますので、まだ対応していない場合は利用をおすすめします。

なお、最近ではO2Oと言って、自店サイトやブログといったオンラインから、消費者をオフライン(実店舗)に誘導することが重要とされています。

例えば、ホームページやSNSでクーポンを配布して、お店に明日を運んでもらうなどがあります。

オンラインコンテンツを見つけてくれた人が来店する確率をどれだけ高くできるかを意識しながら、仕掛けを作っていきましょう。

まとめ

WEBで集客をするためには、消費者が欲しい情報を届けるという意識が重要です。

そして、飲食店のSEO対策は、ホームページやブログへのアクセス数を増やすことだけでなく、最終的には実際に来店してもらうことが目標と言えます。

O2Oを意識して、オフラインへどうやって促すのかまで考えるようにしてください。