ブログ運用のメリット・デメリットとは?飲食店の集客に活かす方法②

出先で飲食店を探すとき、Googleマップなどを利用すれば、簡単に周辺の飲食店をピックアップすることができます。

そのときに、表示された情報だけでは足りず、さらに飲食店のウェブサイトを閲覧するというケースも珍しくありません。

そこで、自店舗の料理やサービスなどいろいろな情報を発信し、コンセプトとともに自店の魅力をアピールすることで、来店を促し集客に結びつけることができます。

拡散力の高いSNSも情報発信には欠かせないツールですが、多くの情報をより具体的に発信するには、ブログの運営が最適です。

今回は、ブログを運営することによって得ることができるメリットとデメリットについて紹介します。

ブログ運営のメリットとは?


ブログは記事を投稿することで更新していくウェブサイトの一種です。

ウェブサイトと言うと、企業のホームページのような、いわゆるサイトと呼ばれるタイプもありますが、サイトの場合は全体的な構成を構築した上でコンテンツを制作する必要があり、その上で定期的な更新を行っていくことになります。

しかし、ブログの場合はそこまで全体の構成を意識する必要はありません。

それではもう少し詳しく、ブログのメリットについて見ていきましょう。

店舗に親しみを持ってもらえる

ブログに投稿する記事は、ジャンルやカテゴリを意識することなく、お店のイベント告知や新作メニューの紹介、スタッフの紹介、日々の営業風景など、いろいろなキーワードで記事を書くことが可能です。

どのような人がお店を経営しているのか、店内の雰囲気やスタッフの接客対応など、ブログで伝えることができれば、消費者に親しみを持ってもらうことが可能です。

全く知らない店舗に入店することは意外とハードルが高いこともありますので、親しみを持ってもらうことは重要でしょう。

また、店舗とは関係ない趣味の記事をあげることも可能ですし、ブログにファンが付けば、それだけで「来店してみたい」という意欲へつなげていくこともできるため、集客に結びつけていくことが可能となります。

SNSより更新が楽

ブログもSNSも、情報を消費者に向けて発信することができるツールですが、SNSは常に最新の情報を発信するためのツールで、より頻繁に更新してこそ注目を集め、効果を発揮します。

しかし、ブログの場合は、過去に書いた記事がそのまま残っているので、SNSよりも更新頻度が少なくても効果を期待できるのです。

更新する内容があまり思いつかない場合や、その他の業務が忙しくて頻繁に更新するのは難しいという人に向いています。

24時間営業している

インターネットは環境さえ整っていれば、24時間いつでも情報にアクセスすることができます。

電話による問い合わせは、店舗の営業時間内でなければ対応することはできません。
しかし、ブログはネット環境さえあれば、いつでもどこでもアクセスして、情報を検索することが可能です。

実質、24時間営業しているような状態と言えるでしょう。

また、地域にとらわれることなく、店舗から遠く離れた人がネットで検索し、例えば旅行の際の立ち寄り場所として候補にあがる可能性もありますので、店舗の魅力をアピールするブログ記事を書いておくと良いでしょう。

うまくいけば広告収入を得られる

ネットサーフィンをしているときに、閲覧したブログやサイトで、画面の端や記事の途中に、広告が表示されることがあります。

このように、自分が作ったサイトに広告を掲載することは、難しいことではなく、ネット広告を表示できると、そこから広告収入を得ることも可能です。

そのため、ブログへのアクセス数を増やすことができれば、例えば有料ブログを維持する費用を捻出することもでき、場合によってはそれ以上の利益を獲得することもできるでしょう。

ブログ運営のデメリットとは?


飲食店にとっても大きなメリットのあるブログ運営ですが、流石にメリットばかりとは言い切れません。

いくつかのデメリットがありますので、しっかりとマイナスの部分を認識した上でブログ運営に挑戦するかどうかを検討しましょう。

記事を書くのに時間と労力がかかる

ブログ運営は記事を書き投稿することが基本ですが、この記事を書くという作業が、最大のデメリットとなってしまうケースもあります。

日頃から文章を書き慣れていない人は、なかなか記事を書くというのは大変なことでしょう。

また、何を書けばいいのか分からないと、悩んでしまう人も多く、記事のネタを探し、文章にするという作業は、慣れるまでは辛い作業になるかもしれません。

ブログ収入を得られるという保証はない

ブログに広告を掲載することは難しくはありませんが、収入を得るのは簡単ではありません。

ネット上の広告の多くは、成果が出て初めて収益となるものが多いからです。

例えば、ネット広告で有名なGoogleアドセンスは、ウェブサイトに表示された広告がクリックされた場合に利益が発生します。

さらに消費者が広告をクリックした先で、実際に商品やサービスを購入・契約した場合に実績となるものもありますが、成約に結びつくのは少なくあまり期待はできないでしょう。

飲食店は集客がメイン

そもそもブログで広告収入を得るためには、たくさんの人にブログを見てもらわなければなりません。

そのため、収入を得ることばかりに気を取られて、気がついたら本来の目的を忘れてしまっていたなどということがあってはいけません。

あくまでも、ブログ運営は自店への来店を促す集客ツールと考え、余裕がある場合に、広告収入を検討すると良いでしょう。

まとめ

飲食店がブログを運営することの最大のメリットは、ユーザーに親近感を持ってもらえるということです。

親しみのある店ほど来店しやすくなるので、新規客の獲得に一役買ってくれるでしょう。

うまくいけば広告収入を得ることもできますが、メインは集客をすることです。

本来の目的を見失ってしまわないように注意して、ブログの運営を行ってください。