TwitterはLINEに比べてアクティブユーザーが多いSNSであることから、集客のために活用する飲食店が増えています。
しかし、単純に情報を発信していれば、それだけで来店者数が増えるということはなく、Twitterの特徴を活かした運用を行うことが重要です。
そこで今回は、Twitterを運用する上での基本的なことについて説明します。
Twitterの強みを確認しよう
集客のためにどのようなツールを使ったとしても、そのツールの強みを知り、それを活かした運用を行うことが、より効率よく集客を行っていくための基本といえます。
利用者の多いTwitterではあるものの、不得意なことも当然ありますので、その点を理解した上で利用していかなければ、十分な目的を果たすことはできません。
まずは、Twitterはどのような特徴を持っているSNSなのかをしっかりと確認してから、最適な活用方法について見ていきましょう。
気軽にコミュニケーションが取れる
Twitterは好きなときに、好きなことをつぶやく(=ツイートする)ことができます。
自分からツイートするだけでなく、誰かのツイートに対して気軽に返事をする(リプライ)など、ちょっとの隙間時間でも十分コミュニケーションを取ることが可能です。
140文字以内という文字数制限が、かえって気軽につぶやける要因のひとつと言えるでしょう。
拡散されやすい
Twitterには、誰かのツイートを自分のフォロワーに紹介することができるリツイート(RT)という機能が備わっています。
ちょっと気になったことや、誰かに知ってもらいたいことなどを、簡単にフォロワーと共有することができるので、あっという間に情報が広がっていきます。
しかし、悪い情報が広がっていくのもあっという間ですので、発信する情報には十分に注意する必要があるでしょう。
若年層のユーザーが多い
飲食店の集客をする上でユーザーの年齢層は重要です。
自社のターゲットと合致していることも大事なことではありますが、若年層の方が新しいことに興味を持ちやすく、SNSも積極的に活用しています。
Twitterを使いこなしているのは若年層が多いことも、情報が拡散されやすいという理由のひとつと言えるでしょう。
飲食店がTwitter運用で期待できること
Twitterの特徴を確認することができたら、次に考えるべきことは、特徴を活かしてどのように集客をしていくかです。
Twitterの運用で十分な集客効果を得られるように、ポイントを確認していきましょう。
情報を発信して認知度を上げる
Twitterによる集客の効果として、真っ先に思い浮かぶことは認知度の向上です。
どれだけ自信のあるメニューを取り揃えていても、消費者に知ってもらわなければ、お店に来てもらうことはできません。
そこでTwitterでメニューに関する情報を、時には写真もアップしながら積極的にツイートすることによって、自店舗の認知度を上げ存在を知ってもらうことができます。
お店に興味を持ってもらえるような情報を、定期的に配信していきましょう。
リツイートで拡散してもらう
Twitterは拡散力の高さは、リツイートと呼ばれる、他人のツイートを自分で再度ツイートする機能にあります。
このリツイートを、自分ではなくフォロワーにしてもらうことで、自店アカウントのフォロワーが少なくても、そのフォロワーを介してたくさんの人に情報を届けることができるようになります。
例えば、割引やキャンペーンなどのお得な情報や、ちょっと変わった内容は、つい誰かに紹介したくなるものです。
そこで、イベントやキャンペーンなど、話題性のある情報をツイートして、フォロワーにリツイートを促し、さらに拡散してもらえるようにしましょう。
自社サイトへの誘導
Twitterは手軽に情報を発信できますが、140文字という限られた文字数で、情報を発信しなければなりません。
お店の魅力を伝えるには少なすぎると言えますが、Twitterからうまく自店のWEBサイトへ誘導することができれば、問題を解決することができます。
例えば、ツイートにもURLを埋め込むことで、たくさんの人に自店のWEBページの存在を知ってもらいましょう。
お客さんのニーズをつかむ
TwitterはFacebookとは異なり、本名ではなく匿名やニックネームで利用することができます。
そのため、より気軽にコミュニケーションを取ることができるわけですが、匿名だからこそ、ツイートの中に利用者の本音が感じ取ることもできるでしょう。
その本音をつかむことができれば、利用者がどのようなサービスを求めているかを知ることができ、顧客ニーズを把握することができます。
それを元にすれば、話題性のあるイベントを考えるときにも役立ちます。
また、他社にはないサービスで差別化をはかることも可能となるでしょう。
まとめ
Twitterは拡散力があるSNSなので、飲食店の集客に活用できるツールです。
しかし、Twitterの強みや良さを把握していない状態で、運用をしようとしても思うような集客効果を得られないケースがあります。
Twitterに期待してもよいことと、逆に期待しない方がよいことを区別して、集客に役立てていきましょう。