しかし、実際に現状の分析をしようと思っても、分析の結果がもたらすものが何なのか、どんなメリットがあるかが分からないと、なかなか分析と言う行動に移せません。
そこで、分析の目的とメリットについて、詳しく解説していきます。
飲食店が集客分析する目的とメリット

何となく集客分析はした方がいいだろうと感じて、分析をしてみようと考える飲食店経営者も多いかもしれません。
しかし、分析をする目的をしっかりと明確に理解していなければ、中身のない分析結果が出てしまう可能性があります。
また、分析の結果がもたらすメリットを理解していれば、分析をするときのモチベーションに繫がります。
しっかりと理解をしていなければ、何となく適当な分析をして役に立たないデータが手に入るだけという可能性も高いです。
まずは、分析の目的とメリットを正確に把握することが重要です。
分析をする目的
分析をする一番の目的は、売り上げを伸ばすことです。
分析の必要性を感じるのは、当初予定していたよりも売り上げが伸びないときや、少しずつ売り上げが下がってきたときなどでしょう。
普段から、どのような顧客が来店していて、どのようなメニューがよく出ているのかは体感で把握しているかもしれませんが、正確な数字で表してみると体感とは違うこともあります。
正確な分析ができれば、売り上げを向上させるために、より適切な対応を行うこと可能です。
体感で得たデータでは売り上げに結びつけることができないのであれば、できるだけ丁寧な分析をした結果から導き出した施策を練ることが重要になります。
分析するメリット
分析をするためには、集めた膨大なデータと向き合わなければなりません。
労力に見合ったメリットがなければ、途中で投げ出したくもなるでしょう。しかし、長い目で見ると、分析することによって、労力以上に得られる大きなメリットが2つあります。
顧客の情報が分かる
1つ目のメリットは、顧客の情報を正確に把握できるということです。
もちろん、毎日のように顧客対応をしている人ならば、女性が多い、学生が多いなどの簡単な情報については分かっているでしょう。
しかし、見た目年齢と実年齢が離れている人もいますので、どのような年齢層が来店しているのか、正確に把握するのは簡単ではありません。
また、どの地域から集客できているかどうかも、見た目からは知ることができない情報です。
顧客の情報があれば、店舗の移転や新規オープンの場所を検討するときの役に立ちます。また、新メニューを考えるときの参考にできるなど、今後の方針を決める上での貴重な財産になることは間違いありません。
販促のノウハウが得られる
分析を行わずに集客を行っていても、本当に効果のある販促ができていたかを知ることはできません。
例えば、チラシを配ったら売り上げが伸びたとしましょう。しかし、それは売り上げについてだけであって、どの年齢層に対して効果があったのかなどは分かっていない状態です。
丁寧に分析を行うことによって、どのようなことに対して、どのような反応を得られたのかを正しく認識できるようになります。何度も分析を積み重ねることで、確実に販促のノウハウを獲得していきましょう。
情報を分析して分かること

分析結果から分かることを簡単に表現すると、「どれだけ顧客目線で営業できているか」と言えるでしょう。
何が売れているかを知れば、何が喜んでもらえたのかが分かります。また、特定の客層が減ったことが分かれば、何が不満だったのかを考えるきっかけにもなるはずです。
集めた情報の分析をもとに、自店の何を改善していけばいいのか、顧客の満足度を上げるには何をしたらいいのかが分かります。
収集した情報をチェックするときのコツ
情報を収集しようと思えば、本当に様々な情報を集めることができるでしょう。
しかし、どんな情報でもよいのではなく、あくまでも売り上げアップに繫がる情報でなければ意味がありません。
膨大な情報をチェックするときのコツは、売り上げの向上に役立つ情報に目を向けることが大切になります。
では、どのような情報が重要かと言うと、下記のものになります。
- 年齢や性別などの「顧客の属性」
- 自店のことを何で知って来店したのかが分かる「来店経路」
- 新メニューの告知などのためにDMを送るための「連絡先」
- メニューの値段を決めるときの参考になる「利用金額」
もちろん、ここで紹介した情報以外にも価値があるものもありますが、何からチェックをしたらいいのかは分からない人は、最初に重点を置いてチェックする項目を絞り込んで効率よく分析していきましょう。
今後の集客に生かすためのポイント
売り上げは客単価と客数で決まりますので、売り上げを伸ばすために分析した情報により客数を増やす施策を考えることが大切です。
特に、集客ルートを継続的に確保することは重要で、現状ではホームページからしか集客できていないことが分かれば、チラシのデザインを一新して見るなどの対応が必要だと判断できるでしょう。
逆に、反響の大きかったチラシを参考にして、ホームページの内容を変更することもできます。また、新しい集客ルートを開発するときに、これまでに効果の高かったコンテンツなどを取り入れれば、短期間で反応を得られる可能性も高まります。
客単価は簡単に上げられるものではありませんので、まずは来店してくれる顧客を増やすために分析結果を活用していくことがポイントです。
まとめ
飲食店が集客を分析するメリットとして、お客さまの動向調査ができる点と販促の成果確認ができる点があります。
どちらも今後の集客に繫がるため、売り上げに直結する大事なポイントと言えます。
分析した結果を見比べることで、「どの集客方法を積極的に行っていくか」「積極的に売り出す商品をどれにするか」などが決めやすいです。
次回は具体的な分析方法を紹介するので、「どのような分析を行えばいいの?」と悩みを抱えている人は是非確認してください。