自分で調査を行うときはもちろんですが、リサーチ会社に調査を依頼する場合でも、市場調査のポイントを知っておけば、効率的に依頼が行えます。
第2回は市場調査を行うときのポイント5つを紹介します。
これから開店をする人は特に市場調査が重要になってくるため、是非確認してください。
市場調査を行うときの5つのポイント

市場調査を行うときには、以下の5つのポイントを抑えておくことが重要です。
- 出店したいエリアを絞る
- 客層を調査する
- 営業エリアを確認する
- ワンランクアップとして先を見通した市場調査を行う
- 融資を受ける際にも調査資料が重要ポイントになる
出店場所のおおよその目安や調査内容を決めずに、市場調査を行ってしまうとコストがかさみ、思ったような集客効果にはつながりません。
これから紹介する内容を考慮して、具体的な調査内容を詰めていきましょう。
また、市場調査を行ううえで、自分のお店の強みやコンセプト、ターゲットとする客層を把握しておくことも大切です。
事前に自分のお店の特徴を書き出してから、市場調査のポイントを書き出すと効率がよくなります。
出店したいエリアを絞る
出店したい都道府県や地区を決めていない場合は、出店したいエリアを絞る作業から始めましょう。
出店したいエリアを決めるときは、まず人口や年齢層などの情報を仕入れることが大切なため、土地勘がない場所の場合は人口統計などのデータを活用してください。
そして、ある程度のエリアを絞ったら、次は自分のお店のターゲット層となる人が多いエリアを探すことになります。
例えば、学生を対象とするお店の場合は、大学の最寄り駅だと集客が行いやすくなります。
客層を調査する
ある程度エリアを絞れたのであれば、実際に市場調査を行いますが、調査時には具体的な客層を確認することが大切です。
通行人の人数だけではなく、年齢層や性別、簡単な職業(会社員、学生等)を調査すると、集客に活かしやすくなります。
このときに、「女性は主婦らしき人が多かった」「作業現場の休憩の人が良く通っていた」など印象に残った情報があれば記録しておいてください。
また、調査は平日と休日に分けて調査したり、晴天時と雨天時に分けたり、競合店の動向を調べたり、複数日に分けて調べることが大切です。
もしも、調査の時間や人員の確保が難しい場合は、リサーチ会社への依頼も検討してください。
営業エリアを確認する
お店周辺の営業エリア内に、競合店がどの程度あるかの確認も大切です。
競合店が多いほど、集客が困難になるケースが多くなるので、出店場所の候補を考えるうえで競合店の数は重要な要素となります。
営業エリアを考えるときには、利用する客層の交通手段を考慮して範囲を設定しましょう。
目安としては、徒歩であれば周辺500m、自転車であれば1~2km、車であれば5kmあたりの周辺店舗を調査してください。
ただし、周辺店舗を確認するときには直線距離ではなく、道に沿っての距離で確認をすることが大事です。
ワンランクアップとして先を見通した市場調査を行う
市場調査を行うときには、客層以外にも地域性の調査も併せて確認していきましょう。
例えば、周辺に大型のショッピングモールや駅などが新しくできたり、なくなったりすると市場が大きく変動します。
また、季節によって大きなお祭りや催しがある場合は、時期によっての客層の変動も考慮に入れてください。
先を見通した市場調査を行うことで、市場変動によるリスクを減らせるので積極的に行いたいですが、土地勘のない地域ではなかなか調査が難しいかもしれません。
このような場合は、地域に詳しい人を見つけて聞き込みを行うのも、市場調査として有効な手段です。
融資を受ける際にも調査資料が重要ポイントになる
市場調査のポイントとは少し異なりますが、市場調査をしっかりと行うことで、銀行などから融資を受けるときの資料として活用もできます。
融資を受けるときには、経営の予測を立てなければなりませんが、このときに市場調査を基にしたデータを提示できると、予測の信憑性が大きくあがります。
また、具体的な数字を盛り込むことができれば、説得力も格段にあがるので、人数や調査回数などの数値を記載できるように調査しましょう。
まとめ
市場調査を行うときには、調査するエリアを絞り、年齢層や性別などの情報を調査しましょう。
また、通行人の情報だけでなく周辺施設や、今後予定している施設の建設計画などの情報も併せて収集をするとさらに集客につなげられます。
市場調査は集客、融資など飲食店を経営するうえで、重要なデータとなるため、紹介したポイントを押さえながら調査を行ってください。