SNSの中でも30代、40代の利用者が多いFacebookは、飲食店の集客に適していると言われています。
実際にFacebookを活用している飲食店も多く、これからFacebookを導入し、集客に役立てようと考えている人もいるでしょう。
しかし、Facebookがどのようなものかよく分からないと、効果的に集客を行って行くことはできません。
そこで今回は、集客に活かせるFacebookの特徴や、運用時の注意点について確認していきます。
Facebook集客の特徴とは
Facebookは飲食店の集客に適していると言われますが、実際にどのような点が集客に向いているのか、まずはFacebookの特徴について見ていきましょう。
検索上位表示されやすい
Googleで特定のキーワードを検索したとき、そのキーワードに関連する投稿がされていれば、Facebookページは検索結果に表示されます。
Twitterも同様に検索されますが、Twitterの場合は文字数制限があり、多くの情報を詰め込むことができません。
しかしFacebookの場合は、店舗に関する基本情報だけでなく、キャンペーンやイベント、拡散してもらいたい情報などを掲載することが可能です。
また、自店サイトを持っていて、Facebookと連携をさせて運用をしていくと、Googleの検索結果に上位表示されやすくなります。
30代以上のユーザーが利用している
他のSNSに比べて、Facebookユーザーは年齢層が高めという特徴があります。
TwitterやInstagramのユーザーは若年層が多いのに対して、Facebookはもともと30、40代の利用者が多いと言われていましたが、最近では50代の利用者も増えています。
そこで、ターゲット層が比較的高めのお店であれば、Facebookを導入することで効率よく情報を拡散ができ、集客に結びつけていくことができるでしょう。
拡散力が大きい
SNSの大きな特徴と言えば、拡散力です。
Facebookでも同様に、フォロワーが気になった情報を他のユーザーとシェアすることができるので、投稿内容によっては多くの人にシェアされて、予想以上の反響を得られる可能性もあるでしょう。
特定の地域だけに配布される折り込みチラシなどにはない特徴と言えます。
広告が出せる
Facebookの広告は、広告の目的やターゲットの属性を絞り込むことができます。
ポスティングなどは、お店のターゲット以外にもチラシが届いてしまうため、無駄が出てしまいます。
しかし、Facebookなら、特定のターゲット層に対して絞り込んで広告を配信することができるので、最小限のコストで大きな効果を得ることも可能です。
またFacebook広告はInstagramや、Facebookで利用できるメッセージアプリ「Messenger」などにも広告配信を行うことができ、さらに配信先に合わせて広告フォーマットを選択することもできます。
集客のためのFacebook運用で気を付けること
飲食店の集客に適した機能を備えているFacebookですが、導入後の運用でも、効果を上げるためのポイントがあります。
少なくとも、これから紹介する内容を意識しながら運用していくことが重要です。
フォロワーを意識した情報の発信
来店してもらうためにもお店の魅力を存分にアピールしたいという思いから、一方的な情報の発信ではなかなかフォロワーの獲得にはつながりません。
利用しているFacebookユーザーのニーズに沿った情報発信をベースにお店の魅力を伝えていくことが大切です。
どんなに魅力的な情報でも、ユーザーに寄り添った投稿でなければ、内容を見てもらえない、フォローしてもらえないとならないように、一方的な情報配信ではなく、「ユーザーが知りたい」情報を投稿しましょう。
フォロワーがつい反応したくなるような投稿を意識する
ユーザーのニーズを満たす情報を投稿するときは、さらに一工夫して、つい反応したくなる書き方や、画像などを投稿するようにしましょう。
例えば、新作メニューを引き立たせるように写真撮影を工夫してみたり、共感を得られるような投稿内容を発信したりすることがポイントです。
見た人が「いいね」したくなるような投稿を意識して、少しでも多くの人に情報が広がっていくように仕向けるようにしましょう。
フォロワー特典を用意する
安定した集客のためには、フォロワーの数は重要です。
少しでも多くのフォロワーを集める仕掛けとして、フォロワー特典を用意するのもおすすめです。
フォロワーだけが利用できる割引やサービス、またフォロワーでなければ知ることができない非公開情報など、思わずフォローしたくなるような特典を用意しましょう。
更新頻度を高める
WEBサイトやSNSは常に新しい情報を提供することで、ユーザーの信頼度を得ることができます。
そのため、更新されずに古い情報のまま放置してしまうと、ユーザーは新しい情報が発信されない=投稿するのを止めたと判断し、フォローをやめてしまいます。
せっかくフォローしてくれたユーザーが離れていかないように、常に最新の情報を提供するように心がけましょう。
本来の業務が忙しいと、つい更新を怠ってしまいますが、例えば毎朝、営業時間について当日の天気や暦などを絡めながら投稿するという方法もあります。
また、余裕のあるときにいくつか投稿記事を準備しておき、配信の予約設定をしておくというのもおすすめです。
コメントへの返信でコミュニケーションをはかる
ユーザーとのコミュニケーションによって、親近感が高まりますので、ユーザーが来店しやすくなります。
そのため、ユーザーからのコメントには丁寧な対応を心がけましょう。
コメントへの返信は、他のユーザーに見られることを意識してください。
誠実な対応をすることで、対応を見た他のユーザーからの信頼を得ることもできることを覚えておきましょう。
まとめ
Facebookには、ユーザー層の広さや拡散力の高さなど、飲食店の集客に役立つ特徴がたくさん備わっています。
ターゲットを絞り込むことで、無駄のない広告を出すこともできるので、積極的に利用しましょう。
ただし、投稿する内容には気を遣わなければなりません。
ユーザーのニーズに応えて、たくさんのフォロワーを集めることを意識してください。