飲食店集客のデメリット│集客方法別の注意点とは①

飲食店が新規顧客獲得のために集客方法を検討する場合、どうしてもメリットばかりに目が行きがちです。

しかし、メリットと同時にデメリットについても把握していないと、思ったような集客効果が得られないということになりかねません。

そこで飲食店集客のデメリットについて見ていきたいと思いますが、第1回目はアナログ集客のデメリットについて解説していきます。

アナログ集客のデメリット

アナログ集客のデメリット
以前からある紙媒体や看板によるアナログ集客は、ネットが普及している現代においても一定の効果が期待できる集客方法です。

しかし、その効果は限定と言わざるを得ません。

また、限られたスペースに情報をまとめなければならないという制約に加え、興味を持ってくれそうな人にだけ広告が配布できるというわけでもありません。

では、もう少し具体的に、広告媒体ごとのデメリットを確認していきましょう。

フリーペーパーは地域性に依存する

フリーペーパーは雑誌と違って無料で手に入るという手軽さから、気軽に手に取ってもらえるというメリットがあります。

しかし、スマホの普及から今ではインターネットが主流となり、フリーペーパーを読む人の数は減っているのが現実で、かつてのような集客効果を今でも期待できるかというとそうはいきません。

とはいえ、フリーペーパーが未だに根強い人気を誇っている地域もあるため、「もうフリーペーパーはダメだ」とも完全に言い切れないのが現状です。

そこで、その地域においてフリーペーパーがどれほど活用されているのかを知るために、例えばその地域のコンビニに設置されたフリーペーパーがどれくらい減っているか、美容院など他業種のお店でフリーペーパーで人が呼び込めるかをリサーチしてまわるなどして、実際に広告としてどのくらい有効なのかを確認する必要があります。

チラシは配布方法によって効率が悪くなる

自店のチラシは、配布方法によって効果が大きく変わります。
新聞折込なら配布する手間は省けますが、代わりに折込料金がかかります。

また、新聞を定期購読している人にしか配布できませんし、広告ターゲット以外にも配られてしまうため、効率が良いとは言い切れません。特に、若年層は新聞購読率が低いので思うような結果を得ることは難しいでしょう。

チラシを店舗スタッフを使って、店頭や街角で配布すれば費用を節約でき、ターゲットを絞って配布することもできるため非常に効率よく配ることができます。

一方で、スタッフの手の空いているときしかできませんし、一度に大量に配布することもできませんし、なにより警察署や管理施設に配布の許可申請を届け出する必要があります。

アパートやマンション、戸建てへのポスティングも、新聞の折り込みに比べて、非購読家庭へもチラシを届けることはできますが、そもそもポスティングを禁止しているマンションなどへは入れられませんし、入れられてもすぐに捨てられてしまう可能性もあります。

初期費用を抑えて手軽に始められる方法ではありますが、根気強く配布していくことや、目に留まるようなチラシデザインにするなど、それなりに工夫が必要なことも念頭に入れておきましょう。

クーポンの利用はリピーターが多い

クーポン券のデメリット
飲食店のクーポンは簡単に作れる上に集客効果があるため、ひとまず集客のために始めてみる飲食店も多いかもしれません。

しかし、クーポンは初回来店のハードルよりも、次回来店のハードルを下げる意味合いが強く、そのため新規客よりもリピーターを確保するために効果的な方法といえます。

今いる常連客は、普段よりも安く済ませることができ、さらに次回の来店を促すきっかけになるかもしれません。

しかし、新規客獲得にならなければ、客単価が下がり、売り上げがただ下がるだけという結果に終わってしまいます。

そのためクーポンで新規客を狙うなら、初回来店時から利用できるクーポンにする必要があります。

看板設置は簡単なようで難しい

人の目を引くような看板が設置できれば、確かに集客力はアップします。
しかし、実際には看板を設置するためのスペース確保に始まり、地域の条例をクリアすることや、ビルの管理会社の許可を取ることなど手間がかかります。

そして、看板の作成費用は安くはありません。
デザイン料から材料費や設置費用までトータルすると、紙媒体での集客よりもコストが高くなることは明白です。

仮に野立看板の設置するとしたら、数十万円はかかります。
一度設置したら簡単に変更できませんし、設置場所によっては、コストの割に集客に結びつかないというリスクもあります。

また、看板のデザインをお店のイメージよりも「目立つ」ことを優先させてしまうと、客層が変わってしまうことも考えられます。

例えば、今までは静かに本を読みながらコーヒーが飲めるお店だったのに、看板を設置したことによって家族連れが増えてしまったら、店内が賑やかな雰囲気になり、静かさを求める常連客は来なくなってしまうかもしれません。

新規客確保の代わりに、常連客がいなくなってしまうと、客層が入れ替わっただけでトータルの売り上げは同じということになりかねませんので、看板のデザインは慎重に検討する必要があるでしょう。

まとめ

アナログでの集客方法には、手軽に始められるチラシやクーポンから、初期費用は高くても設置後は効果が持続する看板などがあります。

しかし、フリーペーパーの読者数がかつてよりも減少していることや、チラシを安定してターゲットに届けられないなどの問題がありますし、看板にはイメージが大きく変わってしまうかもしれないというリスクがあります。

しかし、アナログ的な集客方法は今でも使い方によっては集客効果はありますので、自店にあった方法で上手に活用していきましょう。