Facebookによる集客を始めてみようと思うものの、実際にどのような使われ方がされているのか気になるところでしょう。
Facebook集客で成功している事例は、これから始める人、またすでに始めて運用しているものの成果があまり上がっていない人の参考になるはずです。
今回は、Facebookを利用した集客で、効果的な情報の発信方法と、効率的な運用について、成功事例から探っていきます。
飲食店のFacebook活用事例
早速、Facebookの活用に成功している企業がどのようなことをしているかを確認していきましょう。
なお、Facebookにはエッジランクと呼ばれる、ランクに応じて自社の投稿が表示されやすくなるという仕組みがあります。
なお、エッジランクはユーザーからのリアクションを得られるかによって決まるので、成功している企業がどうやって反響を得ているのかに注目してみてください。
カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)
CoCo壱番屋のFacebookページには、最新メニューの紹介動画や、現在実施中のキャンペーン情報が大きく表示されています。
これに関しては、他の飲食店と大きな違いはありません。
しかし、興味深いのは、過去に期間限定で販売していたメニューの紹介を行っていることです。
その商品を食べたことがあるユーザーからの「いいね」や「コメント」を得られるというメリットと、今後の新メニューの開発でどのような商品が売れるのかといったデータも集めているのでしょう。
無添くら寿司
くら寿司もお得なキャンペーンを積極的に紹介していますが、「いいね」をしてもらう仕掛けにも力を入れています。
「いいね」するだけでお食事券が当たるなど、誰でも気軽に応募ができるような仕組みです。
他の投稿では「いいね」が1000前後なのに対して、このキャンペーンの投稿に関しては5000を超える「いいね」がついていますので、良い成功事例と言えるでしょう。
ソラ珈琲&食堂ヒュッテ
ソラ珈琲&食堂ヒュッテは、一見してInstagramと勘違いしてしまうような画像と動画を中心に投稿しています。
普通の動画ではなくスローモーションにした動画を投稿するなど、ユーザーの興味を上手に刺激しているのが印象的です。
メニューの画像を投稿しているFacebookページはたくさんありますが、オリジナリティがあるので「いいね」を押したくなってしまうのでしょう。
成功事例から見るFacebookを集客に活かす秘訣
3つの店舗を例に出して紹介してきましたが、他にもたくさんの飲食店がFacebookでの集客を成功させています。
成功している店舗に共通している内容を、ピックアップして紹介していきますので、参考にしてください。
お役立ち情報の発信
新商品の宣伝など、お店が伝えたい情報を確実にユーザーへ届けることが、お店にとって重要なことです。
そのためには、少しでも多くの人に情報を届けるためには、Facebookページを見てもらう必要があります。
そこで、ユーザーが求める情報を投稿することで、まずは閲覧者を増やすことに重点をおきましょう。
例えば、プロにとってはちょっとした調理のコツでも、ユーザーにとっては嬉しいお役立ち情報となります。
宣伝だけでなく、ためになる情報の発信も積極的に行ってください。
新規客も意識した情報発信
顔なじみの常連客であれば、Facebookページにも気軽にコメントを残してくれるでしょう。
そのコメントに返信することで、コミュニケーションを図ることもできます。
ここで注意したいことは、Facebookが常連客とのコミュニケーションツールとなってしまうと、投稿された内容の意味が分からず、新規客はなかなか入り込むことができません。
既存の顧客を大事にすることは大切ですが、集客を目的としている以上は新規客にも分かりやすい情報を投稿し、絡みやすくすることも大切です。
身内話に花を咲かせ、新規客を遠ざけることのないようにしましょう。
フォロワーだけの限定特典
Facebookのエッジランクを上げるためには、ページを見てもらうだけでなくリアクションを引き出すことが必要です。
フォロワー限定の特典を用意して、フォロワー数の増加を図ってみましょう。
たくさんのフォロワーがいるということは、お店のファンが順調に増えているということにもなります。
フォロワーを増やす仕掛けづくりを考えましょう。
コメントに対する丁寧な対応
コメントへの返信は、全てのユーザーに公開される情報です。
いわゆる自店の顧客に対する姿勢をを、全世界に公開しているということを認識する必要があります。
誰から見ても悪く言われないような、丁寧な対応を心がけましょう。
ネット上にずっと残ることを考えれば、しっかりとした対応を心がけるのがベストです。
まとめ
Facebookは、掲載できる情報量が多く、飲食店の集客にも向いているSNSなので、成功している企業もたくさんあります。
まだFacebookを使いこなせていない飲食店は、成功例を参考にして投稿内容を検討しなおしてみましょう。
なお、投稿するときは、リアクションを促すことが重要です。
また、新規客のニーズを満たすことや、丁寧な対応も忘れてはいけません。