飲食店集客でFacebookを活用するメリット・デメリット②

SNSの中でも実名制で、年齢や性別、居住地まで登録するFacebookは、個人だけでなくビジネスシーンでも活用されています。

飲食店の集客においても、ホームページとして運用している店舗があるほど、多くの情報を発信することができますが、SNSの中でも閉じられた空間であることから、新規客の獲得が難しいというマイナスの面もあります。

そこで今回は、Facebookで効率よく集客を行うために、Facebookのデメリットや注意点を紹介します。

Facebookのデメリット


Facebookはホームページの代わりにもなるなど、集客に活用することで様々なメリットがあります。

一方で、いくつかのデメリットもありますので、導入する前に確認しておきましょう。

ツールによっては有料になる

基本的に無料で使うことができるFacebookですが、全てが無料というわけではありません。

投稿をリーチして知名度を上げる、広告を出すなどは有料のサービスです。

お金をかけなくても集客効果を得ることはできますが、やはり有料ツールを活用した方が集客はしやすくなります。

予算と相談して有料サービスを活用するかどうか決めるとよいでしょう。

拡散されづらい

SNSには拡散力があり、特にTwitterは拡散力が高いことで有名です。

しかし、Twitterと比較してみると、Facebookは拡散されづらいことがデメリットになります。

お店の認知度を高めるためには、Facebookの無料サービスだけでは不十分だと感じることもあるでしょう。

そこで、有料オプションを利用したり、他のSNSを併用したりといった対策が必要です。

更新を継続的に行う必要がある

これはFacebookを含めたSNS全般に言えることがですが、SNSやホームページを使って集客する場合は、定期的な更新を続けなければなりません。

更新されない飲食店のFacebookページを確認する人は少ないというだけでなく、管理されていないページを見たユーザーがお店に対するイメージを悪くする可能性もあるでしょう。

慣れないうちは更新作業を負担に感じてしまう可能性もあります。

SNSは開設後の運用が大切だという認識を持って、利用することが大切です。

フォロワー数が少ないと拡散力が落ちる

Facebookページの公開範囲は、フォロワーだけでなく全体に公開することができます。

しかし、基本的にフォロワーに情報を届けるのがSNSの特徴ですから、フォロワー数は拡散力に直結してしまいます。

導入直後はフォロワーが少ないため、すぐに集客効果を実感することは難しいかもしれません。

投稿するときに気を付けたいこと


Facebookを使うことによって、伝えたい情報をユーザーに自由に発信することができます。

だからと言って、何も考えずに思いついたことを投稿しているだけでは集客にはなりません。

これから紹介する内容に十分に注意しながら、投稿を行うようにしましょう。

意識するだけでも、得られる効果に違いが現れるはずです。

新規顧客が見ても分かる内容にする

何度も更新を続けている投稿者にとっては、このくらいで伝わるだろうと感じることも、初めて投稿を見るユーザーに取ってはわかりにくい内容になっている可能性があります。

投稿を続ける手間を省きたいと思うと、簡潔にまとめてしまいがちです。

しかし、誰が見ても伝わるような投稿にしなければ、集客することはできません。

コメントの返信をすること

Facebookを運用していると、ユーザーからコメントをもらうことがあります。

個人のFacebookページであれば、見知らぬ人からのコメントを無視することもあるでしょう。

しかし、店舗用のアカウントでは、コメントを無視することは、店舗内で顧客から声をかけられたときに無視するのと同じことです。

特に悪い内容のコメントは、真摯に対応することで、店舗に悪いイメージがついてしまうことを防ぐことができます。

コメントには積極的に返信するようにしてください。

店舗のイメージを壊さないこと

少しでも多くの顧客を集めることを優先してしまうと、知らぬ間に店舗のイメージに合わない投稿をしてしまうことがあります。

例えば、高級路線のお店なのに、過度な割引ばかりをしてしまうと、客層が変わってしまう可能性もあるでしょう。

そのことが原因で店内の雰囲気が変わり、既存客が離れてしまうことがあります。

自社のブランドはしっかりと守りながら集客しましょう。

宣伝ばかりの投稿にしないこと

お店としては宣伝をするためにFacebookを始めたのかもしれませんが、ユーザーが求めているのは宣伝ではなく、有益な情報です。

宣伝ばかりのページを更新していると、自社のFacebookをチェックしてくれるユーザーは増えません。

お店が伝えたいことだけでなく、ユーザーニーズに応えることも大切です。

まとめ

Facebookで飲食店の集客をすることには多くのメリットもありますが、いくつかのデメリットがあります。

なにより、定期的に情報を発信し続けることは、慣れないうちは負担に感じてしまうかもしれません。

また、投稿する内容には十分に注意してFacebookの運用を行うようにしてください。