SNSを活用した集客には、TwitterやFacebook、Instagramといったものがありますが、飲食店の集客では、LINEの活用が力を発揮します。
というのも、LINEはSNSの中でもっとも利用者が多く、活用次第で強力な集客ツールとなるからです。
そこでこの記事ではLINEを導入した時に集客の鍵となる友だちの増やし方や、LINE公式アカウントの便利な機能について紹介します。
LINE公式アカウント開設後の最初に行う対策
LINE公式アカウントには、友だち登録をしてくれた人に対してアプローチができる機能が数多く備わっています。
そもそも、LINEを活用した集客には、まず最初に友だち登録をたくさん増やすことが重要です。
LINE公式アカウントを作成したら、次に友だち登録を促すための施策を行いましょう。
お友達登録者数を増やすための施策
LINE公式アカウントでもLINEの審査に通った認証済アカウントであれば、LINEアプリ内でアカウント検索したとき、検索結果に表示されるようになります。
しかし、それだけで友だち登録数を増やすことはできません。
LINE公式アカウントができたことを周知し、多くの人に知ってもらい、登録を促すといった対策を行いましょう。
店内POPなどで告知
LINE公式アカウントができたことを告知するPOPを、お店の目立つところに掲示します。
QRコードも合わせて提示すれば、スマートホンのカメラで読み込むだけで、簡単に友だち登録を行うことができます。
なお、認証済アカウントの場合は、管理画面から無料でポスターを作成して印刷することができますし、有料ではありますがノベルティの購入も可能になります。
未認証アカウントの場合は、LINEキャラクター入りのポスターは利用できず、QRコードのみ印刷して利用することになるため、場合によってはオリジナルのお友だち登録用のポスターを作成する必要があるでしょう。
接客タイミングでの声かけ
POP掲示による告知の他、接客時にも積極的に登録を促していきましょう。
声をかけるときに、友だち登録をすることで得られるメリットなどを簡潔な言葉で付け加えるなどすると、「登録してみようかな」という気持ちになってもらえます。
WEBサイト・SNSを活用
少しでも多くの人にLINE公式アカウントの存在を知ってもらうためには、WEBサイトやLINE以外のSNSを積極的に活用すべきです。
管理ページにある「友達を増やす」から、SNSなどで使うことができる友だち登録用URLやQRコードを取得できます。
簡単に宣伝できるので、積極的に活用していきましょう。
登録キャンペーンの実施
友だち登録をするとメリットがあると分かれば、利用者も「試しに登録してみよう」と思うでしょう。
例えば、登録してくれたら、その日の会計から割引されるなど、登録すると得をすると思わせられるようなキャンペーンを実施すると効果的です。
顧客のニーズに合ったキャンペーンほど、登録者数は伸びやすいでしょう。
テスト送信する
友だちを増やすための対策をしっかりと行って、後は顧客の反応を待つだけの状態になったら、必ずテストを行ってください。
実際に送信してみたら、思ったように表示されなかったなどのトラブルがあるかもしれません。
せっかく登録しようと思ってくれたユーザーを逃してしまう可能性もありますので、テストは絶対に行っておくべきです。
飲食店が活用したいLINEの機能
LINEには、新作メニューの告知や営業時間などを伝えるメッセージ送信はもちろん、予約や決済システムといった機能もあります。
ここでは、集客ツールとして活用したいLINEの機能について見ていきましょう。
プロフィールで基本情報をしっかり伝える
プロフィールはお店の印象を左右する重要な部分です。
どのようなプロフィールにすれば印象が良くなるかわからないからといって、適当に作ってはいけません。
読んだ人が興味を持ってくれる内容にすべきですので、プロフィールを作成したらスタッフに読んでもらうなどしてください。
LINEプレイス
LINEプレイスは店舗を検索できるサービスです。
「話題のお店」「近くのお店」などで検索ができるだけでなく、「イタリアン」「ラーメン」などのようにジャンルでの検索もできます。
グーグルマップと連携しているので、お店の場所もすぐに調べることができますし、予約も簡単にできるように設計されています。
コレクションのトークルーム
自分が利用したことがある飲食店や、気になっているお店をコレクションとして登録することができるサービスです。
コレクションに登録した店舗情報は、友だちや知り合いにトークで共有することができるので、次に行くお店を相談するときに活用できます。
LINEで予約
LINEで予約の機能を使うと、来店予約を行うことができるようになります。
予約客を増やすことができれば、売上が安定しやすくなるので、便利な予約システムの導入は飲食店に必須です。
しかも、自動対応で予約を取ることができ、従業員の負担の削減にもつながります。
ただし、予約サービスと連携完了していないと利用することはできません。
予約の案内はLINE通知メッセージで
予約が完了すると、メッセージで予約できたことを知らせるメッセージが自動で配信されます。
予約日の前日には確認のメッセージが送られるので、予約を忘れて来店してもらえなかったなどの損失を抑えることができます。
LINEコール
通常のLINEと同じように、公式LINEに対しても通話ができるようになりました。
LINEコールのメリットは、ビデオ通話もできるという点です。
来店する前に店舗の様子を確認することができるなど、電話とは違ったサービスを提供できるでしょう。
また、有料で固定電話に転送することができるので、複数の端末を管理せずに済みます。
支払リンク機能
テイクアウトやデリバリーの需要が伸びており、顧客との接触時間を短くするという点からも、事前決済システムの導入は必要です。
支払リンク機能を使うことで、LINE Payを使った事前に決済ができるようになります。
なお、2022年4月以降に、LINE PayとPayPayで一部の機能が統合される予定となっているため、更に便利になるでしょう。
LINE Tag
LINE Tagは分析を行うために活用するサービスです。
これを活用することによって、予約を行ったことなどの顧客の行動を把握することができるようになります。
効果的な集客ができているかを判断するためには分析は欠かすことはできません。
まとめ
LINEは友だち登録を行ってもらうことによって、新メニューやイベントなどの情報をユーザーに伝えることができるようになります。
したがって、公式アカウントを作成したら、真っ先に友だちの数を増やすことが重要です。
なお、LINE公式アカウントには、予約や決済システムなど飲食店の経営に必要な機能がたくさんあるので、積極的に活用して顧客のニーズに対応していきましょう。