飲食店集客に活かすLINEの導入のすすめ|LINE公式アカウントでできること

LINE公式アカウントは飲食店が集客を考えた際に、導入を検討すべきツールの1つです。

情報発信がしやすいだけでなく、アナログの広告媒体に比べて即時性が高いことから、これからの集客ツールとして積極的に活用していきたいものです。

今回は、LINEを導入することで期待できる効果や、利用できる機能について説明していきます。

飲食店でLINEの導入が欠かせない理由とは


飲食店が集客を考えた時にツールとして思いつくのは、チラシの作成やフリーペーパーへの広告出稿のほか、ネット集客対策として、グルメサイトへの登録が考えられます。

いずれも費用が発生することから、コストをかけずにすぐに始められるツールとしてSNSが挙げられますが、中でもLINEは飲食店にとって欠かせないアイテムと言えます。

では、その理由について見ていきましょう。

LINEユーザーの多さ

LINEは、2020年9月時点で8600万人の利用者がおり、幅広い年代で家族間や友人間、あるいはビジネスにおいても連絡ツールとして活用されています。

また、LINEアカウントは基本的に一つの電話番号に対して一つのアカウントしか開設することができません。

そのため、アカウントを作ったものの使っていないという人が少なく、友だち登録をしてもらっても、メッセージを見てもらえないという心配はないと言えます。

つまり、LINEは市場規模が大きく、ほとんどが日常的に利用しているアクティブユーザーであることから、上手に活用できればより多くの人を見込み客として集客対象とすることができるわけです。

プッシュ通知で開封率が高い

LINEはメッセージが届く、音を鳴らして教えてくれたり、アプリを開かなくてもスマートホンの待ち受け画面にメッセージが届いたことを表示するプッシュ通知機能があります。

メールアドレスに届くメルマガの場合、開封率はおよそ1割程度と言われていますが、プッシュ通知の場合は開封率が9割強とされているため、ほぼ確実に情報を届けることができると言えるでしょう。

機能が豊富で費用対効果が高い

LINE公式アカウントにはメッセージを配信するだけでなく、クーポンやショップカードを発行したり、問い合わせに対して自動返答する機能や、オプションで予約ができたり、広告を配信したりすることができます。

その多くが、フリープランでも利用可能です。

また、お友だち登録を促すためにクーポンを発行したり、スタンプをプレゼントしたりするキャンペーンを行うことが多いのですが、お友だち獲得のためのコストは、他のツールと比べて安くすみます。

LINE@とLINE公式アカウントの違い


ネット上ではLINE公式アカウントの他に、LINE@というアカウントについての記事を目にすることがあります。

LINE@とLINE公式アカウントは異なるものなのか、その違いについて見ていきましょう。

LINE公式アカウントへの1本化

LINEでは、ビジネスアカウントとして、大手企業向けにLINE公式アカウントを、低価格プランとして中小企業・店舗向けにLINE@という二つのサービスを提供していました。

しかし、中小企業・店舗であっても公式アカウントを開設したり、大手企業であっても複数のブランドアカウントを持つためにLINE@を利用したりすることがあったことや、そういった利用がされながらも、LINE@ではブランディングのための機能が不足しているなどいろいろと不都合がありました。

企業にとっても、また情報を受け取るユーザーにとっても、二つのアカウントが存在することはデメリットであるということから、2019年4月にLINE@はLINE公式アカウントに統合され、それまで有料プランでのみ提供されていた機能が、フリープランを含む全プランで提供されるようになりました。

プランに依存せず、よりLINEをビジネスで利用しやすくなったわけです。

LINE公式アカウントの3つのプラン

LINE公式アカウントには、3つの料金プランがあります。(2021年4月現在)

フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額固定費 無料 5,000円(税込5,500円) 15,000円(税込16,500円)
無料メッセージ通数 1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ料金 不可 5円 ~3円
プレミアムID 月額100円(税込110円)または年額1,200円(税込1,320円

どの料金プランでも全機能が利用できるため、違いは無料で配信できるメッセージ数と、追加で配信する場合の単価ということになります。

なお、フリープランの場合は上限を超えて送ることはできません。
上限以上の配信数が予め分かっている場合は、ライトプランやスタンダードプランへ切り替えておきましょう。

また、プレミアムIDというのは、LINE IDを任意の好きな文字列に変更ができるオプション機能です。

通常は自動でランダム設定されるベーシックIDとなりますが、例えばLINE IDに店舗名を入れたい、分かりやすいIDしたいという場合にこのオプションを利用すると良いでしょう。

LINE公式アカウントでできること


LINE公式アカウントは、LINE@と完全統合されて、フリープランであっても全機能を利用することができます。

最後に、LINE公式アカウントで利用できる基本的な機能について紹介します。

メッセージの一斉配信

LINE公式アカウントの一番のメリットと言える、メッセージの一斉配信は、お友だち登録をしてくれたユーザーに一斉にメッセージを送る機能です。

また、メッセージの配信は、特定の条件に該当する人にのみメッセージを送ることができる絞り込み配信という配信方法もあります。

送信するメッセージの内容によって、一斉配信または絞り込み配信を選ぶことができます。

チャット機能

ユーザーとコミュニケーションを取る方法として、チャット機能があります。

これは個人アカウントでも利用されているもので、1対1、グループチャットなどの利用が可能です。

応答メッセージ機能

LINE公式アカウントのチャット機能には、手動でメッセージを返信するほか、自動で応答する「応答メッセージ」と、AIが応答する「AI応答メッセージ」があります。

「応答メッセージ」は、特定のキーワードを設定しておいて、そのキーワードに対して予め設定しておいた応答メッセージを返信する場合と、ランダムに応答する2パターンがあります。

一方、「AI応答メッセージ」は、送られてきたメッセージの内容をAIが自動で判別し、設定してあるメッセージから自動選択して応答するもので、簡単な質問であれば自動で返すことができます。

クーポン機能とショップカード

クーポン機能は、お友だち登録してくれたユーザーのトーク画面やタイムライン上に配信することができる電子クーポンで、来店した時に、クーポン画面を見せることで記載されている割引などを受けることができるなど、一般的な紙のクーポンと同じような使い方ができます。

ショップカードは、LINE上でショップカードを発行、管理することが出来る機能です。
商品購入や来店ポイントなど溜め方は紙のショップカードと同じですが、会計時に取り出して見せる必要がなく、またスマートホンの中にあるためかさばりません。

ホーム・タイムライン投稿

タイムライン機能を利用してメッセージを配信すると、ユーザーのタイムライン上に表示されます。

通常のメッセージとの違いは、タイムライン機能を利用した場合は、無料メッセージ通数とは関係ないため、配信数を気にすることなく無料で投稿することができる点です。

また、タイムラインの投稿に対して、ユーザーは「いいね」「コメント」「シェア」といったアクションを起こすことができ、お友だち登録していない人へシェアしてもらえれば、お店の認知度をより高めることができます。

ただし、通常のメッセージの開封率に比べて、タイムラインは閲覧率が低いため、無料メッセージ通数を考慮しながら、配信内容で使い分けるようにすると良いでしょう。

まとめ

LINE公式アカウントは、たんに集客のためだけでなく、ユーザーに便利に活用してもらうことで、お店のファンになってもらい、末永くお友だち登録してもらうための機能が満載です。

今後も、便利な機能が追加される可能性があり、上手に活用することで、たくさんの人に登録してもらい、来店してもらうチャンスを得ることができます。

たくさん機能があると使いこなすのが難しいと感じてしまうかもしれませんが、焦らず一つずつ、基本的なところから始めていきましょう。