飲食店のLINE集客|成功事例から見る顧客に届くLINE活用術

国内最大の利用者数を誇りながらも、無料でアカウントが開設できるLINEは、飲食店の集客にぜひ活用したいツールです。

多くの飲食店がLINE公式アカウントをビジネスに取り入れ、収益を上げています。

今回は、LINEで公開している導入事例から、飲食店の集客に役立たせるLINEの活用術について見ていきましょう。

成功している飲食店のLINE活用術


LINE公式アカウントには様々な機能が備わっていますが、LINEを使って集客に成功している飲食店が、どのようにLINEを利用しているのかについて見ていきましょう。

リッチメニューをカスタマイズ

リッチメニューとは、個人チャットができるトークの画面で、下の部分に出てくるものです。

ワンタップするだけでホームページに移動できるように設定することもできますし、予約や電話のボタンを設置することできます。

ユーザーが頻繁に利用する機能をリッチメニューで表示しておけば操作性が向上しますので、ユーザーも行動に移りやすくなります。

リッチメッセージ

リッチメニューと勘違いしてしまいそうですが、リッチメッセージは全く別の機能です。

通常のチャットでは文字で情報を伝えることがメインとなりますが、リッチメッセージを使うことで画像や動画を送ることができます。

例えば、新メニューは文字で表現するよりも、画像を使って視覚的にアピールする方が印象に残りやすくなるでしょう。

スマホのカメラでも十分綺麗な写真が撮影できますので、メッセージを配信するときは利用してみましょう。

登録時の挨拶メッセージ

お友だち登録を行ったとき、一番はじめにトーク画面に表示されるのが挨拶メッセージです。

未設定の場合はデフォルトの挨拶メッセージが表示されますが、そのまま使用するよりも、と「登録して良かった」と思ってもらえるように、絵文字を利用するなどして、オリジナリティのある挨拶メッセージを作成しましょう。

また、ホームページや他のSNSへと誘導するなどの工夫をすることもおすすめです。

キーワード応答メッセージ

特定のキーワードに対して、自動でメッセージを送り返してくれる機能がキーワード応答メッセージです。

オーナーやスタッフが対応するとなると、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。

しかし、返信を自動化することによって、レスポンスが早くなり、返信を待っているユーザーのストレスを軽減することができます。

LINE広告(旧:LINE Ads Platform)

LINE Ads Platformは2020年1月に、LINE広告と名称を変更しました。

LINE広告は、タイムラインやニュース面、LINEアプリのトークリスト上部等に配信されます。

LINEの利用者は2020年9月時点で8600万人となっているので、非常に多くの人に広告を届けることができます。

さらに、LINE広告は性別や年齢などを設定することで、細かくターゲットを絞り込むこともできるのです。

また、過去に来店したことがあるユーザーの情報をもとに、似通った属性の人に広告を表示するなと、便利な機能も搭載しています。

【ワンランクアップ】顧客に届く活用法


成功している企業が利用している機能は、積極的に利用していくことをおすすめします。

しかし、ただ使えばいいというわけではなく、ちょっとしたコツがありますので紹介していきます。

メッセージはあっさりしすぎないこと

回りくどい表現は避けるべきですが、シンプルすぎるメッセージも、ユーザーの興味を引くことはできません。

例えば、新昨メニューを紹介するときに、「ぜひ、来店してください」のようなシンプルなメッセージは、あまりにもあっさりしすぎています。

新作メニューの魅力を伝えるためにも、話題の食材を使用している、味付けのポイントなど、興味を惹く文章を考えるようにしましょう。

お友だち登録をしてもらう工夫

お友だち登録をしてもらうことで、備わっている機能を最大限に活用することができます。

つまり、どれだけ多くの人に登録してもらえるかが重要だということです。

POPを目立つ場所に掲示することはもちろんですし、QRコードを読み取りやすいようにすることも意識するとよいでしょう。

レジやテーブルに掲示することはもちろんですが、店舗の外からでも確認できるように、入口付近にも設置しましょう。

分析をしっかりする

POPの設置、また接客時の声かけなど、お友だち登録のために行っている施策や、登録後に利用できるクーポンの利用率など、LINEを使った効果がどれくらい出ているのかを、メッセージの配信内容やタイミングと共に集計、分析しましょう。

どのような内容を配信したときにユーザーが行動を起こしたか、アクションが多かったを分析することで、次回の配信に役立てることができます。

集計や分析には時間がかかりますが、そうすることでユーザーニーズを理解することに繋がります。

ぜひ手を抜かずにしっかりと分析を行いましょう。

友だちの数をチェック

必ず分析をしなければならない項目のひとつが、友達の数です。

一定の期間の間に、どれくらいの友達が増えたのかに注目して分析を行いましょう。

もし、普段よりも登録してくれた人の数が多い期間が見つかれば、その期間の広告やメッセージを参考にして、今後の集客計画を立てることができます。

なお、ブロックされた数もしっかりと確認し、ブロックされた原因を考察することも重要です。

クーポンの利用数

LINE公式アカウントには、クーポンを発行する機能も備わっています。

クーポンの利用数がどのくらい使われているかを分析することで、LINE集客の実際の効果を知ることができます。

また、クーポンの内容によって利用数が変わるのであれば、その内容を分析することで、次回に発行するクーポン内容を決定することもでき、より顧客の満足度を高めることができるでしょう。

まとめ

LINEは利用者が多く、飲食店の集客に活用したいSNSです。

ただし、上手に集客するためには活用方法をしっかりと考える必要があります。

すでにLINEでの集客に成功している企業の活用例を参考にして、自店の集客に役立てるとよいでしょう。

また、しっかりと分析を行うことで、より効果的な集客ができるようになりますので、手間は掛かりますが分析もしっかり行うようにしましょう。