飲食店のウェブサイト運用に必要なこと①サイト運営の基本

ウェブサイトは営業時間外でも見ることができ、消費者にいつでも情報を提供できるツールです。

しかし、ただ自社サイトを制作しインターネット上に公開しただけでは、集客に結びつけることはできません。

そこで、今回は集客に結びつけるための、効果的なウェブサイトの運営方法について、解説していきます。

ウェブサイトの運営で大事なこと


ウェブサイトを制作し公開すると、すぐに新しい顧客からの問い合わせが増えたり、集客に結びついたりすると考える経営者も多いのですが、実際にはウェブサイト公開後に、しっかりとサイト運営をしなければ、思ったような効果を上げることはできません。

では、どのような点に注意して運営すれば良いのでしょうか。

ひとつずつ確認していきましょう。

ウェブサイトの目的を常に明確にしておく

ウェブサイトは、お店についての情報を発信するツールだと思っている人も多いかもしれません。
そのため、基本的な店舗情報や簡単なメニューを表示しているのみのウェブサイトも少なくありません。

それでは、せっかくウェブサイトを立ち上げても、期待するような効果は望めません。

ウェブサイトを何のために制作し公開するのか、その目的をしっかりと設定したサイト運営を行うことが必要なのです。

例えば、新規客獲得のために店舗の魅力的な料理やサービスを紹介したり、リピート客向けのイベント情報を提供したり、お得なプランの提供による予約客を増やすといったことも考えられるでしょう。
同時に、スタッフや従業員の募集もしたいという要望もあるかもしれません。

ウェブサイトでどのような集客に結びつけたいのかを明確にし、その内容にあったコンテンツの提供をすることが重要となるわけですが、しかし、ひとつのウェブサイトに複数の目的を詰め込んでしまうと、かえって何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。

その結果、ターゲットからの反応が鈍くなってしまう可能性がありますので、目的を明確にする時のポイントについて見ていきましょう。

メインターゲットの決定

消費者ニーズの多様化に伴って、飲食店も他社との差別化が重要になっています。

どんな人からも愛される店舗を作ることができれば良いのですが、残念ながらうまくいかないでしょう。

現代では、特定のニーズを持った人を狙って集客することが基本であるため、メインターゲットはしっかりと決めなければなりません。

具体的な数字目標の設定

ウェブサイトがうまく機能しているかどうかを確認するためにも、具体的な数字目標を決めておきましょう。

「売り上げを前年同月比で20%上げる」「月の来店者数を前月比で10%増やす」など、数字で結果を簡単に判断できる目標を設定してください。

もし、目標を達成できなかった場合には何を改善すべきなのかを分析して、より良いウェブサイトにしていきましょう。

サブのターゲットも検討しておく

メインターゲットを決めることは重要ですが、ターゲットを絞り込むことによって市場規模も小さくなってしまいます。

小さい市場では十分な売り上げを確保することは難しいので、サブターゲットを設定して市場規模の拡大を考えるべきでしょう。

しかし、あまりにも多くのサブターゲットを設定してしまうと、メインが何なのか分かりにくくなってしまいます。

軸がぶれてしまわないように注意しながらサブを決めるようにしてください。

ウェブサイト運営の基本


目的を明確にしたウェブサイトを、より効果的に集客へ結びつけていくには、公開後の運営が重要となります。

ただ、運用と一口にいってもいろいろなポイントがありますが、本業に差し障りがないように行わなければ、ウェブサイトを負担に感じてしまいかねません。

そこで、運営の基本として5つのポイントを抑えておきましょう。

1.コンテンツの定期的な更新

サイトに掲載するコンテンツは、常に最新の状態に保っておきましょう。

ときどき、定休日や営業時間が変わっているのに放置してしまっているウェブサイトも見かけますが、放置されているサイトはユーザーを不安にさせます。

古い情報しか載っていないホームページを見たせいで、来店するのをやめてしまう可能性もあります。

ウェブサイトは常に最新の情報が提供できるよう、定期的な更新を心がけてください。

2.SNSとの連携を図る

ウェブサイトで情報を提供すると同時に、SNSにも投稿することで、SNSの強い拡散力を活用することができます。

また、サイト内にSNSのシェアボタンを設置して、閲覧者が簡単に情報を拡散できるようにしておくと良いでしょう。

3.ポータルサイトからの流入を図る

食べログなどグルメポータルサイトに情報を掲載しておくだけで、ウェブサイトがない飲食店でも集客はできます。

しかし、グルメサイトの利用者はクーポンが目当てのユーザーもたくさんいます。

クーポンがなければ来店しない顧客だけになってしまうと、客単価が下がってしますので、客数の割に利益は残りません。

きっかけはポータルサイトからだったとしても、自社サイトに誘導することを意識しましょう。

4.ウェブサイトへのアクセス状況の分析

自店のウェブサイトへの訪問者が、どのような経緯でたどり着いたのかしっかりと分析しましょう。

店名で検索しているのか、あるいはジャンルや地名などキーワードで検索したのかで、今後の対策は変わってくるでしょう。

店名で検索した人が多ければ、店舗の認知度・知名度が高いことが分かります。
しかし、認知度・知名度が高いのに来店に結びついていないのであれば、来店を促すコンテンツを入れたり、メニューの開発など具体的な対策に結びつけたりすることができます。

5.最新のデザイン・技術への対応

ウェブサイトはデザインとともに、新しい技術が次々と開発されています。

すでにウェブサイトを制作し公開していた場合、いつの間にか他店のウェブサイトに比べて、時代遅れのデザインになってしまっていることも珍しくありません。

同時に、これまでウェブサイトで利用できていた技術が使えなくなり、サイトに組み入れた機能を修正する必要が出てくる場合があります。

ウェブサイトが正しく表示されていないと、消費者に有益な情報を提供することができません。

更新をしなくても、定期的にウェブサイトを確認し、表示が正しく行われているかチェックすることも大切です。

まとめ

ウェブサイトを作っただけで満足してしまう飲食店も少なくありませんが、集客に結びつけるためには、しっかりとしたサイト運営も意識していく必要があります。

なにもしなければ、ただインターネット上に公開されているだけの存在になってしまうでしょう。

そうならないためにも、サイトの目的やターゲットの絞り込みを行い、定期的な更新やSNSとの連携を意識するなど、手間をおしまずに価値のあるウェブサイトにしていきましょう。