飲食店集客にメリットとなる媒体やツールは?アナログ~WEB・SNS集客まで③

飲食店が集客のためにチラシなどのアナログ広告や、グルメサイトなどのネットツールを利用した場合、広告費としての費用が発生します。

オープン直後は広告に力を入れるかもしれませんが、いつまでもそれにだけ費用を使うわけにもいきません。

広告費を抑えつつ安定した集客につなげるためにも、ゆくゆくは自社の飲食店のホームページを作成し、定期的に情報を発信していくことが必要となります。

そこで今回は、自社ホームページを作成するメリットと作成時のポイントについてご紹介していきますので、効果的なホームページを作成する際の参考にしてください。

自社サイト(ホームページ)開設による集客のメリット

飲食店集客ホームページによるメリット
昨今では飲食店の自社サイト、いわゆる公式ホームページを作成し、新作メニューやキャンペーン情報を発信しているお店も多くなってきました。

しかし、公式ホームページの必要性を感じながらも、「どのようなホームページを作ってよいかわからない」、あるいは「ホームページなんて必要ない」と考えているオーナーも少なくありません。

多くの人に見てもらえるか分からない自社サイトよりも、一旦は大手のグルメサイトやSNSから誘導した方が早いのではと考えるかもしれません。

しかし、自社サイトの方が自由度は高く、店舗に関する情報をより詳しく紹介できるというメリットがあります。
また、自社サイトをうまく育てれば、Googleから直接自社サイトに誘導することも可能になり、グルメサイトの利用料やチラシ制作費といった広告費を削減することができるでしょう。

自社サイトがあると客単価のアップが狙える

ランチや飲み会などで利用できるお店を探している人の多くは、グルメサイトを活用しています。
そのためグルメサイトに登録している方が集客しやすいのではないかと思えますが、しかし、グルメサイトに登録できる情報は限られており、その中で個性を出すのは難しく、なかなか人の目に触れる機会を増やすのは簡単ではありません。

そこで少しでも人を呼ぼうと、他店との差をつけるために、利用者に魅力的なサービス、例えばクーポンや割引などを設定するわけですが、こういったサービスはあくまでも新規客の獲得のための手段です。つまり、クーポンの設定は繰り返し来店してもらってこそ、意味があるわけです。

それなのに、クーポンがないと来てもらえないというのであれば、来店客が多くてもクーポンばかり使うお客さまが多いのであれば、なかなか利益は上がらないでしょう。

その点、自社サイトであればお店の外観から内装、メニュー、キャンペーンなど多くの情報を盛り込むことができるため、値引きとは違った魅力をアピールすることが可能です。

そうして削減できた経費を、新しいメニューの開発やサービス、設備投資に使うことができるようになれば、リピーターをより満足させることにつながり、さらに口コミでも集客ができるようになるといった効果が期待できます。

ホームページを作成するときのポイント

飲食店集客ホームページのポイント
集客力の高い自社ホームページを作るためには、どのようにするとよいのでしょうか。
ポイントを3つにしぼって解説していきますので、自社サイトを作成するときの参考にしてください。

ポイント1:ファーストビューにこだわる
ファーストビューとは、特定のサイトにアクセスしたとき、画面をスクロールすることなく、最初に表示された部分を言います。
このファーストビューの印象が、アクセスした人の離脱率に関係があると言われています。
つまりこのファーストビューで、どれだけ注目を集めることができるかが重要なのです。

ポイント2:自社のターゲットを絞る
ターゲットがあやふやになっていると、集客力のあるホームページを作ることはできません。「どのような客層をメインのターゲットに考えているのか」という点を明確にして、それに合わせたサイトを作成しましょう。

ポイント3:メニューページには力を入れる
飲食店のサイトに訪れた人はお店の雰囲気はもちろん、得意料理や料理の価格帯などをチェックします。
そこで、メニューで注意を惹くためには、メニューページは料理名だけでなく写真でアピールするなどして、しっかりと作り込むようにしてください。

「サイト作成ツール」でコスト削減

ホームページの作成を業者に依頼すると、それなりの金額が必要です。また、業者によっては毎月の管理費用を請求されることもあります。
自社サイトで広告費の削減を考えるのであれば、外部に依頼せずに自力で作成するのが一番です。

実は、あまり知識のない素人でも、魅力的なホームページを作ることができるのです。それをサポートしてくれるのが、ホームページ作成ツールです。
さすがにプロが作ったホームページと同じレベルとまではいかなくても、十分な出来映えのページを作れます。費用を抑えることができて、サイトの更新も好きなときにできることがメリットです。

しかし、自分でホームページを作成、運営していくためには、更新やメンテナンスなどの作業するための時間が必要です。
特に繁忙期にホームページの更新作業もしなければならないとなると、体力的にも厳しいと感じることもあるでしょう。
費用との折り合いがつく場合には、プロに依頼することも検討してください。

ローカルSEO(MEO・マップエンジン最適化)ツールを利用する

Googleで例えば「秋葉原 喫茶店」のように地名と業種を検索すると、グーグルマップ上に店舗の位置情報と一緒に簡単な店舗情報が表示されるますが、これをローカルSEO(MEO)と言います。

検索を行ったときに、自社の店舗が上位に表示されれば集客力がアップするので、常に上位表示されるように対策を行うべきですが、どのようにすれば上位表示されるかわからないという人も多いでしょう。
そこで役立つのがローカルSEO(MEO)ツールです。

ローカルSEO(MEO)の利用方法は、まず「Googleマイビジネス」に登録します。

Googleマイビジネスは、登録しておけばGoogle検索時やGoogleマップにお店が表示されるかなり集客効果の高いツールで、しかも「無料」で使うことができます。

そもそもネット検索をする時にGoogleを使用している人はかなり多く、そのGoogleの提供するサービスを利用することで、よりGoogleマップに表示がされやすくなるのです。

Googleマイビジネスよりももっと強力なローカルSEO(MEO)ツールを使いたいという場合は有料ツールもあります。
無料トライアルを用意しているツールもありますので、さらに集客効果を上げたい場合は試しに導入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

魅力的な自社サイトをつくることができれば、グルメサイトに頼った集客から抜け出すことができます。
広告費の削減につながり、利益率を改善することができるので、自社サイトの作成には力をいれましょう。
また、作成ツールを使えば、自分でも効果的なサイトを作ることはできますし、さらにローカルSEO(MEO)ツールを導入することで、よりいっそう集客力を上げられる可能性があります。
自社の予算と相談しながら、ホームページ作成を検討してみましょう。