飲食店がネットでの集客を考えた時に、ホームページやグルメサイトへの登録などと合わせて検討したいのが、ネット広告の利用です。
しかし、ネット広告にはたくさんの種類があるため、どの広告を選べばいいか分からないと場合もあるでしょう。
今回は、ネット広告の種類や、飲食店が利用するメリットについて解説していきます。
飲食店がネット広告で集客するメリット
自店をWebで宣伝するために、ホームページやSNSなど様々な手段を利用しても、いまいち集客効果が上がらないということも少なくありません。
そのような時には、費用はかかりますが、ネット広告の利用も選択肢の一つと考えてみましょう。
飲食店がネット広告で集客するメリットをいくつか紹介していきましょう。
必要な費用が安い
チラシなどのアナログ的な方法で自店を宣伝する場合、広範囲に配布しようとすると費用が高額になりがちです。
しかし、ネット広告は、数千円単位で広告を利用することができるため、自店の予算に合わせて広告の種類を変更することで、予算を簡単に調整することができます。
ターゲットをピンポイントに狙える
チラシやポスティングは、顧客層を絞って配布することが難しいですが、ネット広告はユーザーの属性などによって、ターゲットを絞り込んで配信することができます。
自店の顧客層に絞って効率よく自店を宣伝することができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
選べる広告の選択肢が多い
ネット広告はとても種類が多いという特徴があります。
種類が多いと迷ってしまう場合もありますが、選択肢が多い分、自店の予算や希望の条件などに合わせて、様々な広告を配信できます。
自店に合った広告が何かを探しながら、効果的なネット広告の種類を選びましょう。
効果を分析できる
アナログ広告の場合、広告による集客効果を細かいデータで見ることができません。
しかし、ネット広告の場合は、何人にクリックされたのかなど、様々なデータが自動的に蓄積されていきます。
ユーザーの反応など細かい分析ができるため、広告の改善もしやすく、今後の対策も立てやすくなるでしょう。
すぐに更新できる
ネット広告は、広告を出している間でも簡単に広告の内容を変更できます。
予定よりも効果が感じられない場合や、内容を変更したい場合でも簡単に変更できるため、様々なデザインの広告を出して、反響を試してみるということも可能です。
飲食店におすすめのネット広告の種類
ネット広告には多くの種類がありますが、特に飲食店の集客に活用して欲しいネット広告を紹介していきます。
それぞれに特徴がありますので、ぴったりだと思う広告をひとつ選んで集客するだけでなく、複数の広告を組み合わせて効果の底上げを期待するなども検討してみましょう。
SNS広告
ネットユーザーの多くはSNSを利用しているため、飲食店もSNSを使った広告を積極的に考えてみましょう。
飲食店におすすめのSNS広告をいくつか紹介していきます。
LINE広告
LINEはSNSの中でも圧倒的にアクティブユーザーが多いため、多くの人に自店をアピールすることができます。
幅広い世代に利用されているため、様々なターゲットに対応できることも大きな魅力です。
トークリストの上部やタイムラインなど、ユーザーが目につくところに広告を表示できるというメリットがあります。
Facebook広告
Facebookは基本的に実名で利用することを前提としたSNSであるため、ユーザーから信用されやすいという特徴があります。
実名であることから、詳細にターゲットを絞った広告配信も可能なため、無駄に費用をかけずに自店の顧客層に絞った宣伝ができるというメリットがあります。
Instagram広告
Instagramは写真による投稿をメインとしているため、広告でも画像や動画を使って効果的にアピールが可能です。
またInstagramはFacebook社の傘下に入っているため、Facebookと連動してターゲットを絞りこめるというメリットがあります。
グルメサイト広告
飲食店の検索に使うツールで忘れてはいけないのが、グルメサイトです。
「まさに今飲食店を探している」というユーザーが利用するサイトのため、他のネット広告よりも見てもらいやすいというメリットがあります。
色々なグルメサイトの中から、いくつかご紹介します。
食べログ
食べログは、国内最大級の規模を誇るグルメサイトです。
4段階に設定されている有料プランを利用することで、ユーザーの目に止まりやすい場所に掲載されるなどの優遇措置が受けられます。
また、同エリアで同ジャンルの他店舗のページ内に、自店のバナーを表示させるサービスもありますので、近隣地域でお店を探すユーザーに対して効果的にアピールが可能です。
ぐるなび
ぐるなびは、食べログには及ばないものの、トップクラスのユーザー数を誇るグルメサイトです。
ぐるなびも有料プランに加入することで、集客につながる広告掲載サービスなどが用意されています。
もっとも高いベーシックプランでは、ぐるなび内の様々な広告枠にお店のページを表示させるサービスや、宴会時期などの特集ページに優先的に掲載されるサービスも利用できます。
Googleローカル検索広告
Googleローカル検索とは、Googleで特定の「場所」について検索した時に、Googleマップ上の関連した場所などの情報が表示されるサービスです。
Googleローカル検索広告を利用することで、ランチをするお店を特定の場所で探しているユーザーに対して、自店を優先的に上位に表示することが可能です。
また、近隣のライバル店との差別化をすることもできます。
利用する場合は、事前にGoogleマイビジネスにお店を登録しておきましょう。
まとめ
ネット広告を利用することでWebを利用するユーザーに効果的に自店をアピールできます。
ネット広告には多くの種類があるため、自店のターゲット層に合わせて選択することが大切です。
また、複数の広告を使うとより効果的ですので、予算に合わせて検討しましょう。