実は集客がうまくいかないという場合には、共通する理由があるケースあります。
そこで、第3回では「集客がうまくいかない4つの理由」と、「集客効果を高める2つのポイント」を解説します。
飲食店集客がうまくいかない4つの理由
飲食店の集客がうまくいかない代表的な理由として、以下の4つの理由がよくあげられます。
- ターゲットに対しての集客方法が違う
- ターゲットに適した広告でない
- 飲食店の価値を明確にしていない
- 集客の目的を間違えている
上記について簡単にまとめましたので、当てはまるものがないか確認してください。
ターゲットに対しての集客方法が違う
ターゲットとする層に対して、適切な集客方法を選ぶことが非常に重要です。
例えば、20代の女性をターゲットにしたい場合は、Instagramを活用した集客方法は有効ですが、新聞広告や折り込みチラシは購買層ではないので効果は薄くなります。
まずは自分のターゲットとする層を分析することが大切で、具体的な人物像を思い描くことが大切です。
おしゃれなカフェを経営している場合は、「20代後半の女性、会社員で休暇の日はカフェ巡りをするのが趣味」というようなターゲット層を決め、このターゲットにあった集客方法をしましょう。
新規顧客・リピーター獲得の違いを明確に
ターゲット層を決めるときには、新規顧客とリピーターどちらを獲得するかを明確に決めておきましょう。
新規顧客につながりやすい広告と、リピーターにつながる広告は違うので、集客ができたとしても思ったような効果が見込めない可能性もあります。
全体的なお客様の人数が少ない場合は新規顧客を、常連客が少ない場合はリピーターをターゲットに集客方法を考えてください。
ターゲットに適した広告でない
年齢層的にあっていたとしても、そもそものターゲットに適していない広告である可能性はあります。
先ほどのカフェを例にすると、年齢層的にはInstagramで集客することが適しているように思えますが、立地が悪く都市部から離れている場合は効果が薄い可能性があります。
このような場合は、地域のフリーペーパーや折り込みチラシ、看板やポップなどの広告に力を入れると集客効果が高いです。
飲食店の価値を明確にしていない
自分のお店の価値を明確にして、そこを押し出す集客方法にしなければ、他店との競合に負けてしまいます。
自店の強みを把握しないと、クーポンなどの安売りの広告に頼ってしまい、大手に価格競争で負けてしまう結果となります。
例えば、カフェの中で和風の商品の評判が良い場合は、その商品を目玉にしてしまい、「人気No1和風パフェの種類が豊富な店」というように、お店の押しを明確にしましょう。
集客の目的を間違えている
そもそも集客の目的が間違っていたり、具体的でなかったりする場合も、広告がうまくいかない原因になります。
集客の目的は最終的には売り上げの向上につながりますが、直接の目的に設定してしまうと、目的が抽象的になってしまいます。
集客の目的はお客様を獲得することであり、自分のお店を気に入ってもらえる人にたくさん利用してもらうことです。
集客効果を高める2つのポイント
集客効果を高めるポイントとしては、以下の2つがあげられます。
- 集客後のリサーチをして次につなげる
- 効果の高い広告を継続する
集客効果の高い方法は飲食店の特色によって異なりますが、集客がうまくいっている店舗は上記2つのポイントをしっかり行っていますので、この2つのポイントを確認していきましょう。
集客後のリサーチをして次につなげる
集客後にアンケートなどを実施して、評価をリサーチすることは、集客方法を設定するために重要です。
例えば、「何を見て来店しましたか?」の質問欄を設けることで、どの集客方法が効果的であったかの集計が取れます。
また、リサーチを取るタイミングで改善点もあがっていれば、参考にして次回以降の集客方法を変更していきましょう。
効果の高い広告を継続する
効果の高い広告を把握したら、効果のあった広告を継続的に行うと、集客効果をさらに高めやすいです。
CMを例に取ると、毎週同じ番組で宣伝を行っている企業がありますが、同じCMを出し続けることで、「あっ、あの番組のCMでよく見る会社だ」と印象が残りやすくなります。
また、毎回広告を出すことで「これだけ広告を出しているからきっと人気店だろうな」と、会社やお店に対して良いイメージを持たれる効果も期待できます。
まとめ
飲食店の集客はアナログな方法、インターネットを活用した方法があるので、自分のお店にあった手段を選ぶことが大切です。
また、インターネット広告やUberEatsなど、新しい集客方法も登場していますので、常にアンテナを張って探し続けください。
そして、集客の目的を明確にして、ターゲットの人間像を細かく設定することを忘れずに行いましょう。