ネット広告や自社サイトなど、インターネットを活用して集客を行う飲食店が増えています。
しかし、インターネットを活用していたとしても、効果的な集客ができていないと、感じているお店も多いのではないでしょうか。
集客の基本は消費者のニーズに応えることですので、ネット検索で飲食店を探すユーザーの心理を知ることが重要です。
検索する人は何を求めてネットを利用しているのか、ひも解いていきましょう。
人はなぜ飲食店のネット検索をするのか？
情報を調べる方法は、インターネットだけではありません。
グルメ雑誌など、様々な飲食店の情報を調べることができます。
しかし、インターネットを利用して集客を考えているのであれば、なぜ消費者がネット検索を使うのかその理由を覚えておく必要があります。
消費者がネット検索を理由について、解説をしますので一緒に見ていきましょう。
自分にあった飲食店を探すため
インターネットにはグルメ雑誌とは違い、消費者の口コミなど参考にして、飲食店を選ぶことができるという特徴があります。
インターネットを利用する人は、雑誌の記事を書いているライターだけの意見だけではなく、たくさんのユーザーが投稿した評価を参考にして、自分にあっている飲食店を見つけたいと考えています。
店内や料理の写真だけではわからないことを調べられることが、ネット検索をする人にとって、大きなメリットとなるのです。
検索する方法
ネット検索をする方法として、パソコンを使って検索する人もいますが、今ではスマートフォンを使って検索する人が主流となっています。
スマートフォンの検索は時間や場所に関係なく、気軽に検索できることがメリットです。
では、実際にどのように検索ユーザーは、情報を集めているのか詳しく見ていきましょう。
グルメサイトの活用
ネットでは、ぐるなびや、ホットペッパーグルメなど、グルメサイトを使って検索するという方法があります。
グルメサイトは地域やジャンルで飲食店を検索することができるので、店の名前を全く知らなくても、簡単に情報が入手可能です。
また、グルメサイトのユーザーは、自分が行ったことのある飲食店の口コミを書き込めるので、口コミ情報が多く掲載されているという特徴もあります。
その口コミを参考にして、実際に来店するかどうか決める人が増えているのです。
予約機能やクーポンの配布などがあるのもグルメサイトの魅力です。
公式サイトやSNS
お店の公式サイトや、SNSで配信されている情報を調べるユーザーもたくさんいます。
公式サイトにはグルメサイトよりも詳しい情報が掲載されているので、より多くの情報を知りたいときに便利です。
また、SNSはリアルタイムな情報を発信することができるという特徴があるので、実施中のキャンペーンやタイムセールなどを知りたいときにSNSが利用されます。
個人の口コミブログ
飲食店を巡るのが好きな人は、自分自身で口コミブログを開設しています。
個人の口コミブログの良いところは、グルメサイトに掲載されておらず、公式サイトも存在しないような飲食店の情報も手に入るということです。
知る人ぞ知る名店や、穴場のお店を知りたいときなどに使われます。
飲食店ウェブ集客の検索対策
飲食店を調べるときに多くの人がインターネットを利用しているとなると、すぐにでもウェブ集客に乗り出そうと考える人も多いかもしれません。
しかし、たくさんの飲食店がすでにウェブ集客をしているということは、自分のお店の情報を見つけてもらうことは難しいことでもあります。
そこで、ウェブ上で検索ユーザーに、お店の情報が少しでも届きやすくする方法を見ていきましょう。
検索エンジンを意識したサイト作り
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、ユーザーが知りたい情報を手に入れやすくなるように、検索順位を決めています。
そのため、ユーザーが検索エンジンを使って任意の語彙で検索した時に、検索結果の上位に表示されるサイトほどアクセスを見込めます。
適当に公式サイトを作っただけでは、検索順位で上位に表示されず、ユーザーに見てもらうことすらできません。
検索エンジンで上位に表示されやすくするための方法を確認していきましょう。
SEO対策
SEO対策とは、検索順位が少しでも上がるように対策を施すことを言います。
しかし、SEO対策は知識が必要で、かつ自分なりに勉強をしたとしても、結果がでるまでには時間がかかります。
上位に表示されるほどサイトを見てもらえる可能性が高くなりますが、上位表示はそれほど簡単にできないことを覚えておいてください。
WEB広告の活用
費用はかかりますが、WEB広告を利用することによって、サイトの目立つところに自社の情報を表示させることができるようになります。
なお、WEB広告には、リスティング広告やディスプレイ広告など、様々なものがあります。目的に応じて使い分けると効果的です。
SNSを使いこなす
SNSは無料でユーザーに情報を発信できる便利なツールです。
フォロワーを増やすことで、リアルタイムな情報を発信できるようになります。
SNSから自社サイトへ誘導するなど、積極的な活用がおすすめです。
なお、フォロワーが少なくてもSNS広告を利用すれば、ターゲットに情報を発信することができます。
メルマガの配信
SNSを利用するユーザーは、スマホの普及とともに増えましたが、全員が利用しているわけではりません。
そこで、メルマガで最新情報やお役立ち情報などを配信して、興味を惹きつけるという手段も効果的です。
まとめ
ネットで飲食店の情報を検索している人々の多くは、お店選びで失敗したくないと考えているので、ネット上の口コミ情報などを参考にしてお店を選択しています。
そのためユーザー目線の情報を盛り込んで、消費者に選ばれる必要があるのです。
しかし、公式サイトは作っただけでは見てもらえないため、広告やSNSを使ってユーザーの注意を集めましょう。